ともに大陸から日本に伝わった陶磁器とお茶。随所にお茶の葉を取り入れた中華懐石とうつわのコラボレーションは、”Link of Tea 茶の輪”の大滝宗恭さんとお弟子の皆さん、”SHUHALLY”の松村宗亮さんら茶人による抹茶のお点前と和菓子で幕を閉じました。うつわが来た道をお茶の味と香りでたどった豊かな時間。
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梅緑茶
蘿蔔酥角
大根餡と翠玉茶の揚げパイ
<冷菜>
茶葉蛋
鶉卵の烏龍茶煮
酔白菜
白菜の老酒と醤油漬け
君山銀針鶏
鶏胸肉と君山銀針茶蒸し
<客家食花茶椀>
蛯、豚肉、イシモチ、野菜、胡麻、清湯とジャスミン茶
<普洱東坡肉>
豚バラとプーアール茶の煮込み
<点心>
淡水鮮鰕餃
蛯と龍井茶餃子
蘿蔔糕
大根餅
北京樟茶烤鴨
蜜香烏龍茶の燻製北京ダック
<菓子>
如月餅
梅杏仁餡の道明寺蒸し
<茶>
翠玉茶
青
鶴齢春
普洱
早稲田大学陶芸部に所属し大学院卒業後、焼物生活に突入して以来独学で作陶を続ける。一連の白のシリーズのテーマは“氷”。昨年10年間暮らした栃木県益子町から故郷の秋田に戻り、冬景色の中、氷のうつわを作り続ける。秋田にて作陶。1973年秋田市生まれ
京都精華大学にて陶芸を学んだ後、京都市工業試験場陶磁器本科修了した2010年に独立。ダイヤモンドダストをイメージした「細氷釉」や今回出品の「ennea(エンネア)」など、繊細ではかなげな中にしっかりとした美意識を感じる作品群。千葉県で作陶。1985年千葉県生まれ
足下の何処にでもある土で、何処にもなかった作品を生み出したいー益子の土を用いどこまで薄くソリッドな焼物を作れるかを日々考える。錆器(しょうき)という名の黒、出土品のような趣きの焼き締めは真骨頂。栃木県益子で作陶。1977年札幌市生まれ。
西洋の静物画に描かれていたうつわをモチーフとしたNature Morteシリーズや、動物のオブジェなど、ファンタジーにあふれながら食卓に懐かしくも新しい世界を広げるような作品を、転写プリントや練り込みなど様々な手法を使って制作。奈良にて作陶。1982年千葉県生まれ