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POTTERS

Vol.32012.6.30 sat & 7.1 sunVol.3 うつわと食と紫陽花の会

小さな花が集まって一輪の花になる「紫陽花」。
花びら に見えるのは萼(がく)で、萼に支えられた小さな粒の ようなものが花。
咲き始めはフレッシュな緑で、だんだんと青みを帯びて鮮やかな藍となり、
やがて赤味がかったやさしい紫になる。
青く咲くのは日本独特の土壌に関係しているといわれ、本来の色はピンク。

With its wooden stems and lacy, starshaped flowers packed closely together in a pompom, the hydrangea’s color ranges from white to blue to pink and purple, determined by the acidity level of the soil.  The difference of the colors is mysteriously unpredictable.

 

紫陽花は7月1日の誕生花。
水のうつわ、個の集合体、 組み合わせがもたらす化学変化……、
知るほどに ぶつけられる裏切り、そして魅了される神秘。
紫陽花は 藍(愛)と神秘にあふれたUTSU和?な花なのです。

Just as we call blue “ai” in Japanese, the hydrangea is a flower of  “ai” (love) and mystery. In the language of the flowers: thank you for understanding frigidity and heartlessness. 

<menu>

Aperitif
Hydrangea  

Amuse Bouche
蓴菜/とまとH2O/雲丹

Purple Rain
合鴨/ビーツ/紫キャベツ/新ジャガのピュレ
 

Water Vessel
稚鮎/賀茂茄子/葛切り/青柚子 /新生姜/木の芽
 

Onigiri
柴漬/胡麻/大葉/荏胡麻の葉
 

Early Summer
青梅/枇杷/ブルーベリー
 

Parfait
アーモンドミルク
 

Wine List
Rose Sparkling Hugo NV / Markus Huber
TAVEL 2009 / Perrin & Fils
高畠クラシック マスカット・ベリーブラッシュ / 2010 高畠ワイン

[ 参加作家からのメッセージ&プロフィール ]

小林千恵
Chie Kobayashi

小学生で作家もののマイ湯のみを使っていたほど、小さい頃から陶芸家になる夢をもって育つ。白、ブルー、銀彩といった作品は使いやすさだけでなく、飾ってもきれいでありたいと形のバランスにとことんこだわったもの。 1974年神奈川生まれ

田村一
Hajime Tamura

早稲田大学陶芸部に所属し大学院卒業後、焼物生活に突入して以来独学で作陶を続ける。一連の白のシリーズのテーマは“氷”。10年間暮らした栃木県益子町から故郷の秋田に戻り、冬は雪景色、夏は緑の中、氷のうつわを作り続ける。秋田にて作陶。1973年秋田市生まれ

新見麻紗子
Masako Niimi

京都精華大学にて陶芸を学んだ後、京都市工業試験場陶磁器本科修了した2010年に独立。ダイヤモンドダストをイメージした「細氷釉」や今回出品の「ennea(エンネア)」など、繊細ではかなげな中にしっかりとした美意識を感じる作品群。千葉県で作陶。1985年千葉県生まれ

硝子屋PRATO PINO

松野栄治&マツノミカの吹きガラス工房。九十九里にアトリエ兼ショップを構え教室も行う他、各地のクラフトフェアなどに出店。クリアガラスの間に、粉状の色ガラスを挟み込みながら吹くことでできるほのかなグラデーションが他にはない美しさ。http://www.pratopino.com/